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竹内雄彦による『One』全曲の楽曲解説!

7/14発売となる2nd MINI ALBUM『One』
収録全7曲の竹内雄彦による楽曲解説を公開致します。
ぜひじっくりお読みになり、全曲を味わっていただければと思います。

♪Innocent Blue

作曲の段階から、アルバムの1曲目を意識して書きました。
歌詞のイメージはなんとなく最初からあって、サビの歌詞が浮かんだ時、他のパターンのものも一瞬考えようかと思ったけど...「いや、これでいい」って直感的に思った。
自分にとって大切な曲にしたかった。聴く人にとってもその方がリアルに響く気がした。
コーラスで曲の世界を作るっていうアイデアは、歌詞のイメージがあったからこそ浮かんだなぁと、今になって思います。
現時点でこのアルバムの中で、個人的に1番好きな曲です。

♪walk on

僕は何も考えないで曲を作ると、こういう曲が出来ます。
アレンジを重ねていく中で、Aメロのコードをステイさせる事を思いついて、あの雰囲気になっていった。
結果、歌詞の世界観を底上げしてくれるような感じになったと思う。
実はアレンジの初期段階ではLenny Kravitzを意識していて、その名残が所々残っているように思います。
今聴くと随所にUKロックの雰囲気も感じられて、でもそれは意図したものではないから、単純に僕が影響を受けているんでしょうね。
平岡のドラムは、バンド史上最高のテイク。新田もあいつらしいベースで、しっかり曲の温度を上げてくれています。

♪R542

2,3年前からある曲。
フッとメロディーが浮かんだ時、良い曲だなぁって思った記憶があります。
これもwalk onと一緒で何も考えないで作ったから、こういうメロディーがきっと自分の持ち味なんだろうな。
エレピは「follow」のピアノと同じく、山田秀俊さんという大御所の方に弾いていただきました。すごいね。
弾いてもらったのはFender Rhodesというエレピなんだけど、Rhodesとサックスの音にはギターは到底叶わないな、といつも思います。
とまあ色々書いたけど、この曲はきっとあるであろう、それぞれの「R542」を思い出して聴いてほしいです。
それに尽きます。

♪ふたり

これはワンコーラス分のメロディと歌詞が、一気に出来た曲。
作曲って本当に不思議。5分で書いた曲が、半年かけて書いた曲を簡単に凌駕することがある。
これは手書きの歌詞カードをみんなに配って、その場で弾き語りで聴かせました。反応もすごい良かった。
テーマのアルペジオを思いついた時は「良い曲になる!」って思いました。
マニアックな話だけど、個人的にはVOX(The Beatlesの使用で世界的に有名なアンプ)ってやっぱ良いんだなって事を、再確認出来た曲。

♪メトロノーム

このバンドを始めて、1番か2番目に書いた曲だと思う。
19.20歳くらいかなぁ
長い年月を経て、こうして音源化された訳ですが、今聴いても、エネルギーが凄い。
とても強い曲。
こういう曲を鳴らすんであれば、中途半端なものじゃなく、振り切れたものにしたいと思いました。

♪I'll be there

これは書こうと思って書いたかな。
何でかはわからないけど、山下っぽい曲だなぁと思う。(歌詞とかじゃなくて、アレンジ含め、曲の雰囲気が)
作曲のクレジットに山下の名前も入れた方が、伝わりやすいんじゃないかと、勝手に思ったりもしていました。笑
間奏のリフは、もちろん山下大先生によるものです。ライブでは俺も弾くんだけど、楽しいよね。
歌詞は、言いたいこと言ってます。

♪モーメント

ある時サビのメロが歌詞と一緒にフッと浮かんで、好きな感じだけど、着地地点が見えなかったからそのままにしておいた。
何日か経ったある日、別曲を作っている時に突然このA,Bメロが歌詞と一緒にすらすらっと出てきて、あぁこの歌詞は前にあったあのサビにくっつくんだな、と思ったら...見事にハマった。
デモでは引き語りで皆に聴いてもらったんだけど、平岡がすごい好きだって言ってくれたのを覚えてる。
演奏はみんなで「せーの」で1発録りしました。緊張したなぁ。
歌のテイクは、モニター(自分が歌いながら聴くヘッドフォン)の調節をするんで1回歌ってみます、といって歌った声出しのテイクが、そのまま採用されています。
メトロノームも、そんな感じでした。
因に山下に加えて、新田、平岡もこの曲でボーカルデビュー。3回目のサビはみんなの声です。
何だかみんな、楽しそうだった。

◎総括

...こうして色々と書かせてはもらったものの、結局は聴いてもらって、それぞれに解釈して楽しんでもらえたらと思います。
どんな想いを込めました、とかはきっと言葉にするべきではないし(そもそも上手く出来ないし)、だからこそきっと音楽になったんだと思うし。
ただこれを読むことで、このアルバムが少しでも手に取りやすくなれば、そのきっかけになれば、と思います。
何はともあれ、僕らはこの「One」というアルバムを作りました。
もしかしたら「生まれ落ちた」って表現の方が、僕らにとってはしっくりくるような。そういうものになったと思います。
是非聴いてみてください。

UPDATE:2010/06/27